糖尿病の診断と治療はどのようにするのですか?
糖尿病の診断は血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を測ることによって行います。早朝空腹時血糖値が126mg/dl以上あるいは随時の血糖値が200mg/dl以上であれば糖尿病型です。精密検査として経口ブドウ糖負荷試験を行うこともあります。また、血糖値の約1ヶ月間の平均点であるヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)を測定します。HbA1cは5.8%以下が正常値です。糖尿病と診断されたら症状が無くても早速治療すべきです。食事療法、運動療法、薬物療法が治療の大きな柱です。食事療法や運動療法はご自分の判断で適当にやるのではなく、専門医や栄養士の指導のもとに正確な方法で行わなければいけません。必要な場合は薬の助けを借りることもあります。いろいろなタイプ、程度の糖尿病がありますので各々の症状にあった薬を使うことが重要です。今は数多くの糖尿病薬がありますので、ご自分の症状にあった薬を専門医に選択・処方してもらいましょう。
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